旦那の入院


今年はツイていないこと全開ですが、こんなにツイてないのか。。。と思わされたのがまさかの旦那の入院です。
もう、今となっては思いだしたくもないことなのですが・・・。

うちの旦那はもともと食道が細く、薬とかでも大きな錠剤を飲むと喉につまって大変な思いをするので、あらかじめ砕くなり、小さなものが手に入るならそちらを飲むなりしないといけない感じでした。それでも、小さい頃に一度カプセルを詰まらせて大変な思いをした(それも結局は唾液等で溶けたため数十時間後に開通した)以外は普通に過ごしていました。

ところで、5月15日の午後4時ごろ、突然旦那から電話がかかってきて、「今日早退するわ。。。実は喉が詰まってしまって唾液すら飲み込めなくってさ」とのこと。

唾液が飲み込めない?!!

気管が詰まったわけではないので呼吸は出来るのだけど、食道が詰まっているためなにも飲みおろすことが出来ず、唾液も飲み込めないのでこまめに吐き捨てるしかないといった状況らしいのです。よく聞くと、お弁当に買った「ハワイアンバーベキュー」の牛肉を、よく噛まずにうっかり丸のみしてしまったところ詰まったらしい。。。

さて家に帰ってきても、旦那は「前に同じような状況だった時、時間が経ったら治ったから」と言って病院に行くことを拒み続けていました。旦那はトイレに籠ってなんとか吐き出そうとしますが、吐き出そうと動く部位よりも下の場所に詰まっているとのことでなにも起こらず。4時間ぐらいいろいろと試してもどうにもならず。どんどん夜が更けてくる。。ということで、私がこのままだとどうしようもないからということでERに連れて行くことにしました。


ネットでそこそこ評判が良さそうな病院ということで選んだERは家から車で15分くらいのところ。夜11時に到着し、行って1時間くらいでベッドが与えら れ、さらに30分くらいして若い夜勤の医者が喉の筋肉をほぐす薬というのを旦那に渡す。同時進行で旦那の腕に点滴が(予告なしに)付けられる。薬は効か ず。その後も2つの種類の違う同じような薬を試すも単なる時間稼ぎにしかならず、全く効果なし。そのまま放っておかれました。

朝7時になり、咽喉科の調子のいい、英語が下手なおじいさん医が現れました。「昨日も丁度詰まったステーキをとりだしたところだよ、簡単、簡単♪」と言っていたのでほっとして、やっと家に帰れそうだね、なんて旦那と無邪気にも喜んでいました。

胃カメラみたいなのや器具の設置を行った後、いよいよ詰まった部分の除去施術を行うとのこと。医者曰く、「奥さんは7分ぐらいしたら戻ってきていいですよ、いやいや、5分あれば十分でしょう」と自信満々。

私は待合室に戻り、時間を余裕を持って10分くらい待ってから戻ると、何やらまだ施術は佳境にあるみたい。旦那のそばに近づこうとすると看護婦さんに「あ なたなにやってるんですか、終わったら呼びますからあっち行ってください」といわれなく怒られる。その時旦那のシーツのところに血がぺっとりついていたの を見て、嫌な胸騒ぎがしたのですがとりあえず待合室に戻る。

待つことそれから30分。5分のところが40分に延びた理由を知りたくてうずうずしていると医 者が現れる。
開口一番「問題がありまして。というか旦那さん、食道が細すぎで」
などと訳の分からない事を医者から伝えられる。私は「何ですか、無事なんですか、どうなってるんですか?」と聞いてみるも、「いや、もうなんというか、奥 さんには知っておいて欲しいんですけど、旦那さん、こんな細い食道で今まで生きて来たんですか?」という。私は「そうですけど、それよりどうなってるんで すか?」と聞くと、そばにいた助手みたいな人が「器具がちょっと喉に傷をつけちゃったんですよね。それで安静にすることが必要です。詰まったものはとれま したよ」という。医者の方は、「だってこんなに細くて、君には分かって欲しいです」と私に何度も何度も言う。

私は、その時、傷について、そんなに大げさに考えていなかった。というか、誰も大げさに考えて無かったと思う。医者のほうは英語がダメなんだか医者として ダメなんだかどっちだか分からないがとにかく、話が通じない。しょうがないので助手に状況を聞こうとすると、「一応傷が出来ちゃったので、固形物は1日程 食べないようにしてください。スープとかなら大丈夫です。」という。私が「薬とかどうなるんですか?」と聞くと、医者が「処方せん書きます」といい、抗生 物質の処方せんを私に渡した。「1回1カプセルで。。。」といいだしたので「え、固形物ダメっていいませんでしたっけ?このカプセル、大丈夫なんです か?」というと、医者が「あ、、、」。。。。急いで処方せんを書き直し「液体のもらってください」という。私が「液体のって普通に薬屋で出してもらえるん ですか?」と聞いても「あるとこにはあるでしょう」みたいな感じ。

拉致があかないものの、取りあえず帰れることは医者が保証してくれたし、旦那は施術に疲れて眠っているので、取りあえず一旦病院を出て、私の食事を買った ついでに処方せんももらってこようと思って出かけていったものの、薬屋では「そんな、液体状のものなんて、どこの薬屋でもないんじゃないですかねー」とい われてしまう。
結局薬をもらうことが出来ずに病院に戻ると、旦那はレントゲン撮影の為にベッドに居なかった。

しばらくして帰って来ると、旦那が「CTスキャンとるんだって。。。」とのこと。CTスキャンってすごい費用高いし、なんでそんなことになってるのかが全 然説明されていない。旦那に「え、何でなの?」と聞いてももちろん旦那は半分意識ない状態で説明されてるのでよくわからない。ところが、よく聞くと、レン トゲンをとったとき、胸の上部に空気泡が写ったので、CTスキャンでその部分に穴が空いていないか調べなければいけない、とのこと。

医者の説明がないまま話が進んでいるので、医者を呼んで欲しいと看護婦に伝えるも、全く音沙汰なし。

CTスキャンは予約待ちで、3時間たっても4時間たっても誰も私たちのベッドに来ない。そのうち旦那が気分が悪くなり嘔吐するも、看護婦が私にバケツを渡して立ち去るなど、全く対応をしてくれない。私が怒って、「ちょっと、なんなんです?お忙しいのは分かりますが、説明もありませんし、この人気分悪くて吐いてるんですよ?そんな人を何時間も断りなしに放っておくってどういうことですか!誰か説明出来る人を呼んでください!」と伝えるも、看護婦曰く「申し訳ないわね、でもあなただけが今大変な状態にいるわけじゃないのよハニー」とふざけた事をいう。取りあえず強めに医者と連絡をとって欲しいと伝えなおすが、全く音沙汰なし。

夕方になり、旦那がCTスキャンを受けた。私はその場でしばらく待っていた。帰ってくるときに、白衣を着た医者が聴診器で彼の様子をみたりした後立ち去った。

そこからまた、放置プレイだ。

運良く、看護婦のシフトが代わった。「あなただけが大変じゃないのよハニー」といった看護婦は何を言っても動いてくれなかったのだが、代わった看護婦に、「私たち、このERにもう既に22時間もいて、しかも、誰もこれからどうしたらいいのかを伝えてくれない。医者に連絡をとって欲しいと言っているのに、もう8時間も医者とは連絡がとれていない。私たちはもう一晩ここで何もわからずに夜を過ごすつもりはなく、医者は、家に帰ってもいいといっていたのだから、家に帰れるのかどうか、今一度、ちゃんと調べてほしい」と伝えた。


結果。

旦那の喉に穴を空けた医者は、戻ってきませんでしたとさ。


代わりに、CTスキャンの結果を分析したりしてた外科医の先生が来てくれた。そこで、胸の上部に空気泡が見えたこと、食道に穴が空いてたら致命的なので、病院で経過を見なければいけないこと、そのため、入院は必須であること、しばらくは水すら飲むことは出来ない(全部点滴)、ということを伝えられました。

放っておいたことの無礼を謝った上で、病棟の予約をしてもらい、話しあいのあとすぐに、病棟に移動。その際、初めに担当した(喉に穴を空けた)医者は戻ってくることもなく無責任に思うので、担当から外してほしい、出来ればこの外科医の先生に、無理を言うようだが担当医になって欲しい、と伝えました。

今でも本当に後悔しきりなのですが、ここまでの間に、きちんと、「そっちの責任で穴が空いた」とか、「入院費用なんて払えない」とか、なんか言えばよかったのかな、と。。。

ところが、22時間もERに閉じこめられっきり(食事をとりに一回外には出たが)で、一晩寝ておらず、ずっとはらはらしていたので、そんな知力がちっとも残っていなかったのです。

なすがままに旦那を入院させることになり、結果、旦那は6日も入院しました。初めの4日は水を飲むことも許されず、その後流動食に移動。退院後も1週間は流動食で様子をみる、ということになりました。

入院した翌日、あの、穴を空けた医者が訪れました。私の方はかなりムッとしていたのですが、「その後どうですか?」みたいな話をしてたあと、この医者「いやーこんなに細い食道を見たのは初めてですよ。そんなんで、ステーキとか食べたり出来るんですか?」とかいう。
ほんっと。呆れてものが言えませんでした。
運良く疲れ切っていたので、特に悪態をつくこともなく黙っていたところ、旦那が「もちろんですよ。妻の手料理だって何でも食べてきましたよ」といった。

退院したあとは、1週間後に流動食から固形食に移ってもいいかどうか調べてもらうため、外科医の先生のアポイントメントをとっていたのだが、これが、忙しいからと2週間後にずれる。
旦那も「2週間も流動食食ってられるか!」と怒り気味。まあ、結局2週間後に医者のところを訪ねたのですが、まあなんともないみたいですね、でも、細すぎる食道は危険なので、そういうこと、今後のことなんかを相談出来るお医者さんを紹介しましょう、と言ってたんですが、全く音沙汰ありません。


みんな、口先ばっかりで商売やってんだナァ。



。。。まあ、書いていても、悲しいわ、むなしいわ、情けないわ、むかつくわで泣けてきそうなので、このぐらいにしますが、ほんとに健康第一です。
それから、評判がいい病院とはいえ人それぞれ、運が悪けりゃこんな最悪な状況にクビ突っ込むことになるので注意が必要なんですね。


余談ですが、私たちはこのケースを訴えられるか、と思ってたんですが(保険がカバーしたものの、実費10万以上払わなければいけなかったため)、取りあえずネットで連絡してみた弁護士3人から総断りを入れられました。それでももう少し、何とかなるか探してみようかな、と私は思っていたのですが、旦那が「もうこの件にはかかわりたくないな。気分が悪くなる。このことを忘れるために10万払うなら、いいんじゃないかって思う」と言ったため、凍結しました。


私にとってはアメリカという、また旦那にとってはサンノゼという、知り合いの少ない土地で、コネもあるわけでもなく、こういうことがあると辛いなぁ、二人ぼっちだなぁ、私って無力だなぁ、と身にしみました。


今では、旦那も元気そのもの、食事もおいしく食べているので、本当に安心です。
しっかし、もうこの病院には二度と行かないと誓いました。



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このページは、Hollyが2007年6月 1日 18:52に書いたブログ記事です。

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